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IPアドレスとドメインの関係、Webサービスの構造、静的IPが必要な理由

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ホームページを運営したり、社内システムに外部からアクセスしたりする際によく登場するのが、 IPアドレス 、 ドメイン 、 DNS 、 静的IP といった用語です。これらはインターネット上のサービスを支える基盤であり、とくに安定したアクセスを必要とする場面では、IPとドメインの仕組みを理解することが非常に重要です。 この記事では、IPアドレスとドメインの関係、Webサービスがどのように動作しているのか、なぜ静的IPが必要なのか、そしてDNSがどのようにIPを解決するかを体系的に解説します。     1. IPアドレスとドメインの関係 すべてのインターネット機器は通信のために IPアドレス を持ちます。しかし、IPアドレスは数字で構成されており、人が覚えるには不便です。そこで登場するのが ドメイン です。 例:123.45.67.89 → www.example.com ドメインは人間が覚えやすい「名前」の役割を果たします ドメインを通じて実際のIPアドレスへアクセスします つまり、ドメインはIPの代わりではなく、IPを指し示す エイリアス です。 2. Webサービスの基本的な流れ Webサービスは以下の手順で動作します: ユーザーがブラウザにドメインを入力 DNSがそのドメインに対応するIPアドレスを解決 そのIPアドレスのサーバーへリクエストを送信 サーバーがHTML、CSS、画像などを返送 この一連の流れを支えるのが、ドメインとIPをつなぐ DNS です。     3. 静的IPが必要な理由 静的IP とは、変動しない固定されたIPアドレスのことです。以下のような用途では非常に重要です: Webサーバーの運営 :IPが変わるとドメインが機能しなくなる ポートフォワーディング :固定IPが必要 VPN、NAS、CCTV など:安定接続にはIPが変わらないことが不可欠 一方で 動的IP は一定時間ごとに変化する可能性があり、家庭用インターネットでは一般的です。 4. ホームページとブログのIP構成の違い 1)自前で構築したホームページ 静的IP ...