東京メトロのマナー – 訪日外国人が気をつけたい7つのルール

東京の地下鉄は速くて正確なだけでなく、日本の「礼儀」や「秩序」を色濃く映し出す公共空間です。初めて日本を訪れる旅行者にとって、知らずにマナー違反をしてしまうことも少なくありません。

東京メトロの7つの基本マナーを説明したインフォグラフィック。通話禁止、イヤホン音量注意、列に並ぶ、リュックを前に持つ、エスカレーター左側待機、飲食禁止、通路をふさがないなどが英語で表示されている。

この記事では、外国人旅行者が見落としがちな東京メトロの7つのマナーを紹介します。これらのポイントを理解することで、快適で周囲に配慮した移動が可能になります。

 

 

1. 電話通話は禁止 – メッセージを使おう

車内での電話は絶対に避けましょう。小声でも迷惑と感じられることがあります。LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリを使って静かにやり取りしましょう。

2. イヤホンの音漏れに注意

イヤホンを使っていても、音漏れしないように音量を抑えることが重要です。東京の車内は非常に静かなので、わずかな音も気になる人が多いです。

3. きちんと並ぶ – 乗車位置のラインを守る

ホームには乗車位置のラインが引かれています。一列に並んで順番に乗車するのが基本です。割り込みや順番を守らない行為は失礼にあたります。

 

 

4. リュックは前に持つ

混雑時にはリュックを前に持ったり手に持ったりするのがマナーです。周囲の人にぶつからないように配慮しましょう。

5. エスカレーターは左側に立つ

東京ではエスカレーターの左側に立ち、右側を急ぐ人のために空けるのが一般的です(大阪では逆になりますので注意が必要です)。

6. 飲食禁止・においの強い食べ物はNG

地元の人は基本的に車内で食べたり飲んだりしません。水は問題ありませんが、コーヒーやお弁当などにおいの強いものは控えましょう。

7. 通路や出入口をふさがない

スマホや地図を見るために、通路やドアの前で立ち止まるのは避けましょう。少し脇に寄ってから操作するのがスマートです。

 

 

補足 – 女性専用車両と優先席の理解

  • 女性専用車両: 平日朝の通勤時間帯(通常7~9時)に運行。ピンク色のサインあり。男性は乗車できません。
  • 優先席: 高齢者・妊婦・身体障がい者向けの席。たとえ空いていても、対象の方がいる場合は座らないようにしましょう。

まとめ – 地下鉄は日本の文化が表れる場所

東京の地下鉄は日本人の礼儀や公共意識が凝縮された空間です。ほんの少しの気配りや静けさが、周囲への思いやりとして受け取られます。マナーを守って、心地よい旅を楽しみましょう。