エンドグレインまな板を長持ちさせるお手入れ法:オイル塗布から湿気対策まで
エンドグレインまな板は、包丁に優しく見た目も美しい高級品ですが、丁寧な手入れが必要です。正しくメンテナンスすれば10年以上使えますが、放置すれば割れやカビの原因になります。この記事では、エンドグレインまな板を美しく長く使うための4つの基本的なお手入れ方法を紹介します。
1. 定期的にオイルを塗る
お手入れの基本は「オイル塗布」です。木口が表面に出ているため、水分を吸収しやすく、乾燥すると割れやすくなります。 食品用ミネラルオイルや蜜蝋入りのブレンドオイルを2週間ごとに塗ることで、木材の潤いを保ち、外部からの水分侵入を防げます。
- ポイント: オイルを塗った後、2時間以上浸透させてから乾いた布で拭き取る
2. 必ず手洗いする
エンドグレインまな板を食器洗浄機に入れるのは絶対にNG!高温や強い水圧により、変形や接着の剥がれが起こります。 ぬるま湯+中性洗剤+柔らかいスポンジで優しく洗い、すぐに水気を拭き取って立てて乾燥させましょう。
3. 湿気をできるだけ避ける
まな板の劣化の多くは「湿気」が原因です。水に長時間浸けるのはもちろん、洗った後に伏せて置くだけでも底面にカビやひび割れが発生することがあります。
- 保管方法: 使用後はすぐに立てて自然乾燥 → 完全に乾いてから収納
- 注意点: 濡れた布巾やスポンジの上に置くのもNG
4. 着色や臭いが気になるときは?
ビーツ、唐辛子、魚などを切った後の着色や臭いには、重曹+レモンが効果的です。
- 粗塩をまな板にふりかけ、レモンの断面でこすった後、5分放置してから洗い流す
- 重曹+水でペーストを作って塗り、一晩乾燥させる
まとめ:正しく手入れすれば、一生モノ
エンドグレインまな板は、しっかり管理すれば一生使えるまな板です。 オイルケア、手洗い、湿気対策、定期的な消臭などを習慣にすれば、衛生的で美しい状態を長く維持できます。 キッチンの相棒として、大切に付き合っていきましょう。